筋トレを疲労困憊まで行うとメンタルはどうなる?
- 髙橋 大翔
- 2月26日
- 読了時間: 5分
更新日:2月27日

皆さんこんにちは! 今回は筋トレ時のメンタル面に関しての解説をしていこうと思います。
皆さんは筋トレをしている時、筋トレが生活の一部に含まれている中での筋トレに対する感情はどうなっているでしょうか??
最高に楽しい、もっと頑張りたい、毎日行いたい! というような前向きな感情でいられている人はもう十分ですので、とにかく継続していきましょう。
しかし、全員がぞのようなマインドで筋トレをしているわけがありません。
辛い、きつい、疲れる、やめたい、行きたくない、というようなマインドになっている中でトレーニングをしている人も十分になると思います。
もしかすると、そのようなマインドの人の割合の方が多いかもしれません。
原因は単純に筋トレが嫌いなのかもしれません。その場合は好きになるきっかけを探す必要がありますので、友人と一緒に行くことや、目標の人物像を明確にすること、この可愛い服を絶対に着こなす!などの筋トレに対して前向きになれる方法を見つけましょう。
今回は別視点での解説です。
筋トレの頑張りの程度によって、その後の筋トレに対するメンタリティが変化する可能性があるというのです。
結構当てはまる人はいると思います。
是非最後まで読んで自分をコントロールしていきましょう!!
RIRとは?
今回登場する用語として「RIR」という言葉があります。
以前にも解説しましたが、RIRというのは「あと何回の反復で持ち上げられなくなるか」という指標です。
RIR2ならあと2回で、RIR1ならあと1回で持ち上げられなくなるということになります。
以前はRIRと筋肥大の関連についての解説記事を投稿しました。
まずはそちらを読んでいただいて、RIRについてしっかりと学んで欲しいと思います!!
RIRとメンタルの関係性とは?
今回参考にする研究では、筋トレを行った男女が8週間のトレーニングを行い、参加者は 8 週間の介入期間中に 16 回の筋トレを行いました (週 2 回、約 72 時間の間隔をあけて)。
1 週目、4 週目、8 週目に、知覚される不快感 (RPD)、運動強度 (RPE)、感情スケール (FS) による全般的な感情を評価しました。疲労困憊での筋トレかRIR1~2での筋トレはランダム化され、交互に行われました。
結果としては
疲労困憊まで行ったパターンとRIR1~2での筋トレパターンでの総負荷量は同程度であるなかで
RPDは1.4.8週目の全てで、疲労困憊まで行った場合の方が高くなるということが報告されました。
この研究の中で行われたトレーニングは、レッグプレス(脚で重りを押す種目)とレッグエクステンション(膝を曲げた状態から伸ばす種目)であり、どちらでも不快感は疲労困憊の方がみられると言う結果でした。
次にRPEですが、これも1.4.8週目の全てで疲労困憊まで行った方が高く推定されました。
これは自覚的強度を表すものなので、総負荷量は同じでも高強度のトレーニングに感じた、と言うことになります。
最後にFSです
FSという感情を評価するスケールは、数値が高いほど良い感情であり、少なくなるほどにマイナスの感情を表しているものになります。
この研究では、1.4.8週目で疲労困憊でのトレーニングよりもRIR1~2でのトレーニング時にFSが高い数値を示しました。要するに、疲労困憊よりも少し手前で休憩をすることで程よい辛さでトレーニングができるので、楽しい、頑張りたい、またトレーニングしたいという前向きな感情になるのです。
これら3つの項目から、トレーニングは疲労困憊まで追い込むよりも数回前で休憩を入れる方法で行った方が、不快感が低く、逆にポジティブな感情になれることから、継続したトレーニングに繋がりやすいということが言えます。
この研究では、総負荷量が同程度なので、筋肥大率に関しても差は出ないと思いますし、実際に筋トレ中のパフォーマンスもRIRを使用した方が下がりにくいのでオススメです。
是非参考に、無闇に疲労困憊まで追い込まずにトレーニングをしていきましょう!!
【参考文献】
Martin C Refalo. The Effect of Proximity-To-Failure on Perceptual Responses to Resistance Training. Eur J Sport Sci. 2025 Mar
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