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タンパク質摂取でパフォーマンスアップ出来る?



皆さんこんにちは!

今回はタンパク質について解説しようと思います。

タンパク質と聞くと筋肉に欠かせない栄養素で、筋肉を大きくするために皆さん接種していることと思います。


筋トレ+タンパク質摂取→筋肉量増加、筋力向上という流れになるのは間違いないのですが、パフォーマンスアップに関してタンパク質摂取の効果はどうなると思いますか?


という部分を最新の信頼性が高い研究をもとに解説していこうと思いますので、是非最後まで読んでみてください!


タンパク質摂取でパフォーマンスアップは出来るのか

この研究は1046件の中から28件の論文を抽出して調査が行われました。

サッカーやラグビー、トライアスロンなどのアスリートで研究が行われたものがほとんどで、対象者373人の大半が男性でした。



研究の結果は

①運動パフォーマンスのテスト


・ランニング速度

・VO2max(最大酸素摂取量)

・自転車競技の疲労困憊までの時間

・1RM測定

・カウンタームーブメントジャンプ


などが評価項目として含まれていましたが、どれもタンパク質摂取による有意な変化というのはありませんでした。




②持久力パフォーマンスと筋力パフォーマンスの比較


持久力パフォーマンスが有意なプラスの影響が示され、筋力パフォーマンスは有意な影響が示されませんでした。


③炭水化物とタンパク質を組み合わせて摂取した場合


②で解説した持久力パフォーマンスよりもさらに大きな効果が認められました。

タンパク質だけを大量に摂取したという調査では持久力パフォーマンスにも筋力パフォーマンスにも有意な影響はありませんでした。




まとめ


この研究はタンパク質の摂取が運動パフォーマンスに与える影響を調査した初めてのメタアナリシス論文のようです。

そして、この研究の結果を簡潔にまとめると


・プロテインなどのタンパク質サプリメントを含めた高タンパク食は運動パフォーマンスを上げるという観点において効果が弱い

・ただし、持久力パフォーマンスには統計的には有意差がみられ、炭水化物とタンパク質を合わせるとさらにパフォーマンスが上がる


ということでした。

筋力向上がパフォーマンスに関連してくる多くのスポーツでは、単純にタンパク質を摂取しているだけではパフォーマンスが上がってこないようですね。


ただし、この研究では植物性のたんぱく質による調査は行われていないようなので、今後そのような研究が報告されたときは随時ブログにアップしていきます!!

【参考文献】

Shiao Zhao, et al. The effect of protein intake on athletic performance: a systematic review and meta-analysis.Front Nutr. 2024 Nov 6



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